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竣工式に関係者50人超が出席、エントランスに地元の伝統和紙

プロロジス、郡山のヤマト専用物流施設が完成

2026年10月16日 (金)

拠点・施設プロロジスは16日、福島県郡山市でヤマト運輸専用のBTS(特定企業専用開発)型物流施設「プロロジスパーク郡山1」の竣工式を開いた。式典には両社やフクダ・アンド・パートナーズなどから関係者50人超が出席し、和やかな雰囲気の中で施設の完成を祝った。同施設は、これら各社が参画する物流拠点集積パーク「福島郡山LLタウン」内で初となる施設だ。

▲竣工式に登壇したヤマトホールディングスの桜井敏之社長(左)とプロロジスの山田御酒会長兼CEO(右)

新施設は、東北自動車道・郡山中央スマートインターチェンジに隣接し、敷地面積は4万6809平方メートル、地上2階建てで延床面積は4万1211平方メートル。1階と2階のそれぞれに45フィートセミトレーラーが直接乗り入れ可能なスロープを備え、南北両面に合計85台分のトラックバースを設けた。

▲ヤマト運輸福島郡山LLタウン営業所の来客用エントランス

ヤマト運輸は、同施設を福島県内や全国に向けた荷物の集約・発送拠点として活用する。庫内にはマイナス25度の冷凍庫と7度の冷蔵庫を整備し、コールドチェーン(低温物流)にも対応する。

開発地は東北自動車道と磐越自動車道が交差する郡山ジャンクションに近く、首都圏へ3時間、仙台市へ1時間で到達できる。災害時には磐越道など複数の迂回ルートが確保できるため、BCP(事業継続計画)の観点からも優位性が高い。施設内には非常用発電機や融雪用のロードヒーターを設置し、降雪時や非常時でも事業を継続できる体制を整えた。

福島郡山LLタウンは、平時は物流拠点として稼働し、災害時には防災機能を発揮する街づくりを掲げている。2025年10月にはプロロジス、ヤマト運輸、フクダ・アンド・パートナーズ、NTT東日本、郡山市の5者で災害協定を締結した。ヤマト運輸は支援物資の輸送や仕分けを担う。竣工式翌日の17日には、同タウン内で関係各社が連携し、震度6強の地震発生を想定した防災訓練を実施する予定だ。

プロロジスパーク郡山1のエントランスには郡山市中田町海老根地区に伝わる「海老根伝統手すき和紙」を採用し、地域文化との融合も図った。プロロジスは同敷地内で、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク郡山2」(延床面積4万6600平方メートル)の開発を進めており、27年8月の完成を予定している。

▲「海老根伝統手すき和紙」を使用したエントランスのオブジェ

11月11日と12日の2日間には、プロロジスとヤマト運輸の共催による同施設の「竣工お披露目会」を開催する。施設内覧や事業計画の紹介のほか、ハクオウロボティクス(東京都荒川区)が展開する無人自動フォークリフトの実機デモンストレーションも併せて実施し、省人化に向けた最新の物流オペレーションを公開する予定だ。

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