国際CMA CGM(フランス)は14日、ハッピーロボット(米国)と共同開発した多言語対応の音声AIエージェントについて、営業、顧客対応、財務での試験導入を経て、本格展開を拡大すると発表した。欧州と北米で導入を進めており、今後はアフリカ、南米、アジアへ広げる。グループ傘下のシーバ・ロジスティクス(フランス)でも活用する計画だ。
営業では、AI音声エージェント「Eva」を英国とセネガルで運用し、専任営業担当が付いていない顧客など4000社超に接触した。このうち3分の1が具体的な輸送需要に関する商談へ進んだという。CMA CGMは2026年末までにEvaを20か国へ展開する方針。
顧客対応では、貨物引き渡し状況、通関、船積み書類などに関する問い合わせをAIが処理し、46%超を直接解決している。社内システムと連携し、貨物引き渡し番号を記載したメールの自動送信にも対応する。財務部門では、未払い請求への支払い督促にもAIを試験導入し、実際の入金につながった事例も確認した。
CMA CGMは年間5400万件を超える顧客問い合わせを処理しており、反復業務をAIへ移管することで、従業員を個別対応や判断を要する業務へ振り向ける考え。ハッピーロボットは25年春にCMA CGM系アクセラレーター「ZEBOX」に参加し、実証を経て業務導入へ進んだ。CMA CGMは同社への出資も行っている。
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