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いすゞ・UD、中型車に車輪脱落予兆検知を標準化

2026年10月22日 (木)

荷主いすゞ自動車とUDトラックス(埼玉県上尾市)は22日、中型トラック「フォワード」「コンドル」のラインアップをそれぞれ拡充し、車輪脱落予兆検知システムを新たに採用したと発表した。いずれも車両総重量(GVW)14.5トン以上の全車に標準装備し、同日から販売を開始した。

▲中型トラック「フォワード」 (出所:いすゞ自動車)

両モデルでは、GVW14.5-20トンクラスの特装系車型を追加した。GVW14.5トンクラスには全輪駆動車、16トンクラスには消防車向けシャシー、20トンクラスにはミキサー車向けシャシーを設定し、地域配送や建設、消防など用途別の選択肢を広げた。いすゞのフォワードについては、シリーズ全体で国内年間1万8000台の販売を目標とする。

安全装備では、いすゞの大型トラック「ギガ」に採用している車輪脱落予兆検知システムをフォワードへ展開し、UDトラックスのコンドルにも採用した。対象は後軸タイヤで、ホイールナットの緩みに伴う異常を走行中に検知し、警告表示とブザーでドライバーに注意を促す。

システムには住友ゴム工業の独自ソフトウエア技術「センシングコア」を活用する。センシングコアは、タイヤの回転から得られる車輪速データと車両のCANデータを解析し、空気圧や摩耗、荷重、路面状態、車輪脱落の兆候などを検知する技術。今回、中型トラックへの採用範囲を広げた。

▲車輪脱落予兆検知のイメージ(出所:住友ゴム工業)

車輪脱落事故の防止では、日常点検やホイールナットの増し締めが基本となる一方、走行中に緩みを把握することは難しい。今回の機能追加により、従来の点検に加えて運行中の異常監視を組み合わせる形となる。中型トラックは地域配送から幹線輸送、建設用途まで幅広く使われており、メーカー各社は車型拡充と安全装備の標準化を並行して進める。

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