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大手サイトほどスマホ率高く、ニールセン調べ

ECサイト利用端末、PCとスマホが拮抗

2015年8月25日 (火)

調査・データ視聴行動分析サービスを提供するニールセン(東京都港区)は25日、スマートフォン視聴率情報「ニールセン・モバイル・ネットビュー」と、PC版インターネット視聴率情報「ニールセン・ネットビュー」のデータをもとに、PCとスマートフォンからECを利用する時間の調査結果を発表した。

PCとスマートフォンを合わせたインターネット利用時間全体のうち、スマートフォンからの利用は70%を占めていた。また、利用時間の長いサービスカテゴリの上位3カテゴリで比較すると、ゲームや動画を含む「エンターテイメント」、サーチやSNSを含む「サーチ、ポータルとコミュニティ」では、インターネット利用全体と同様、スマートフォンからの利用が70%を占めた。

(出所:ニールセン)

(以下、出所:ニールセン)

一方で、ECサイトや価格比較サイトを含む「Eコマース」は、スマートフォンからの利用時間とPCからの利用時間が拮抗していた。

次に、「Eコマース」カテゴリのサービス種類別利用者数上位3サイトに着目すると、「ファッションサイト」や「大手ECサイト」は、スマートフォンからの利用時間がPCを上回り、「価格比較サイト」はスマートフォンとPCが同等だった。一方で、「通販会社サイト」はスマートフォンからの利用時間が占める割合が36%で、PCからの利用時間が多くなっていた。

ECサイト利用端末、PCとスマホが拮抗

また、サービス種類ごとに、スマートフォンからの利用時間の多くを占めている利用方法や利用者属性の比較では、スマートフォンからの利用時間がPCを上回っていた「ファッションサイト」で、女性若年層の利用時間が多くを占めた。

「大手ECサイト」や「価格比較サイト」では、ほかのサービスに比べてアプリから利用されている割合が多くなっていた。PCからの利用時間が多かった「通販会社サイト」では、中高年層の女性の利用が多くを占め、ほとんどがブラウザから利用していた。