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日本GLP、八千代市6棟目の物流施設着工

2025年7月3日 (木)

拠点・施設日本GLP(東京都中央区)は3日、千葉県八千代市で延床面積5万平方メートルの先進的マルチテナント型物流施設「GLP八千代VI」に着工したと発表した。2026年12月末の完成を予定している。

▲「GLP八千代VI」(出所:日本GLP)

GLP八千代VIは吉橋工業団地エリアに立地し、東関東自動車道・千葉北インターチェンジ(IC)から11キロ、京葉道路・花輪ICから10キロに位置する。周辺には国道16号や京葉道路が通る。千葉県内エリア配送および首都圏広域配送の両方に適している。東関東道を経由して、東京港や成田空港にも1時間圏内でアクセス可能で、航空貨物・海上貨物双方の取り扱いに強みを持つ。最寄り駅は東葉高速線・八千代緑が丘駅で施設から1.2キロ、徒歩で15分の至近距離にある。施設周辺は人口集積地で住宅地が広がり、雇用確保においても優位だ。

▲「GLP 八千代Ⅵ」広域図(クリックで拡大、出所:日本GLP)

施設は地上4階建てのボックス型で、最大5テナントの入居を可能にする。庫内は最小2300坪から賃貸でき、柔軟な区画プランを提案する。ボックス型構造でありながら2層使いを実現した区画設計が特徴だ。効率的な庫内オペレーション実現のため、大型荷物用エレベーターや2基の垂直搬送機を区画ごとに設置した。

入居後は空調や大型シーリングファン、ドックレベラーを追加導入できる。100台を超える駐車スペースを敷地内に備え、従業員の快適な通勤環境の整備を図る。さらに、敷地内には3200平方メートルの緑地を残し、環境保全と地域との調和にも配慮した。

入居テナントの物流効率化を推進するため、同社グループのプラスオートメーション(東京都江東区)が提供する物流ロボットのサブスクリプション「RaaS」(Robotics as a Service)の導入支援も計画中。入居企業は物流現場の自動化を、初期費用を抑えて進めることも可能だ。加えて「GLPコンシェルジュ」サービスの活用により、日本GLPの施設管理体制や広域物流ネットワークを利用した近隣物件テナントとの連携、さらに300社超のGLPコンシェルジュパートナー企業とのマッチング機会も生まれる。

施設の環境面では、太陽光発電設備の設置による再生可能エネルギーの活用を予定し、入居事業者の脱炭素化を支援する。またCASBEE認証とZEB Ready認証の取得も計画し、持続可能な施設運営を推進する。日本GLP 代表取締役社長 帖佐義之氏は、「八千代市内で6棟目となるGLP八千代VIの着工を嬉しく思う。同社は八千代エリアを交通利便性に優れた物流集積地として高く評価し、今後もさらなる発展を見込む。当施設は多様な業種の効率的物流オペレーションを支えるものであり、先進的な施設の開発・運営を通じて入居企業の事業成長と地域経済の持続的発展に貢献していく」と語った。

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