調査・データ調査会社のリサーチ・アンド・マーケット(アイルランド)は1日、市場調査レポート「欧州の道路貨物輸送2025」を公開した。
2024年の欧州の道路貨物輸送市場は、欧州全体のGDP成長の停滞、アジアとの競争、米国の関税変更などを背景に貨物輸送量の減少に見舞われ市場成長率は横ばいだった。一方、25年には回復の兆しが見え始め、1.1%成長する見込み。中期見通しはより明るく24から29年の実質年平均成長率(CAGR)は2%と予想されている。
25年前半には、ディーゼル価格が21年以来の水準まで下落したことが主な要因となりコスト圧力は緩和。しかし中東における最近の情勢により25年後半にかけて燃料価格の急騰につながる可能性がある。また、ドライバー不足により輸送能力は依然として逼迫しているものの、需要が低迷していることから道路貨物輸送の価格への影響は軽減されると見込まれている。
一方、市場の課題としては深刻なドライバー不足に直面しており、IRUのデータによると24年には42万6000人の運転手のポジションが埋まらなかったなどの問題が発生。サプライチェーン全体にわたる連携、革新的なソリューション、人材育成への投資などの対策が求められている。
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