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関西電力、仏から高浜原発へMOX燃料搬送

2017年9月25日 (月)

荷主関西電力は21日、フランスから高浜原子力発電所(福井県高浜町)へのMOX(混合酸化物)燃料輸送が終了したと発表した。

7月6日(日本時間)に同国を出港した輸送船「パシフィック・イーグレット」は喜望峰・南太平洋ルートで2か月半かけて入港し、21日13時17分に荷下ろしを開始、18時38分に構内輸送を完了した。

フランスから輸送したのは「TN-12P(M)Ⅱ型」と呼ばれる円筒形の輸送容器2基に入った「BM型核分裂性輸送物」(PWR燃料16体)で、容器の放射線量当量率と表面の線密度はいずれも基準値を下回っているという。

MOX燃料は、原子炉の使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、二酸化プルトニウムと二酸化ウランを混合してプルトニウム濃度を最大9%に高めた核燃料。