
▲共同で開発した倉庫作業専用モビリティ機(出所:日本通運)
サービス・商品NIPPON EXPRESSホールディングス傘下の日本通運(東京都千代田区)とWHILL(ウィル、東京都品川区)は、共同で開発を進めていた「倉庫作業専用モビリティ」の試作機を完成、東京ビックサイトで10日より開催される「国際物流総合展 2024」の日本通運ブースと、同じく東京ビックサイトで18日より開催される「Japan Robot Week(ジャパンロボットウィーウ)2024」のWHILLブースでそれぞれ展示すると発表した。
日本通運は、先進的なロジスティクスロボットや作業補助機器の導入と職場環境の整備を通じ、これまで倉庫で働くことが困難だった人々の障壁を取り除くことを目指す「誰にもやさしい
倉庫」 プロジェクトを開始。その第1弾として、倉庫内での移動の負担を軽減し、歩行が困難な人々を含め、誰もが倉庫作業に従事できるよう、WHILLが既に一般向けに日々の移動手段として国内外で展開している近距離モビリティ「WHILL Model(ウィルモデル)C2」を試験導入している。しかし、Model C2でピッキング作業を行う際は、ピッキングした商品を入れるカゴを片手で押さえながら、もう片方の手で機体のコントローラーを動かす必要があり、作業者への操作負担や作業効率向上において課題を抱えていたという。
これらの課題を解決するため、両者は共同で「倉庫作業専用モビリティ」の開発を開始。今回、両社がそれぞれの領域で培ってきた技術とノウハウを結集した「倉庫作業専用モビリティ」の試作機が完成した。作業しやすい位置に自由にカゴを移動して固定できたり、高い棚にアクセスできるよう座面の昇降が可能になるほか、狭い通路でも回転できるよう回転半径を450ミリに抑えることで、長時間の倉庫作業による身体的負担を軽減し、直感的な操作性と乗り心地の良さで、快適な作業環境を実現するとしている。
出展展示会は「国際物流総合展2024」(9月10-13日)、「Japan Robot Week 2024」(9 月18 -20日)、会場はいずれも東京ビックサイト(東京都江東区)。
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