拠点・施設福岡地所(福岡市博多区)は2日、福岡県須恵町で新たな物流施設「ロジシティ須恵」の新築工事に着手した。同社の物流施設ブランド「ロジシティ」としては、2024年に完成した「ロジシティ小郡」に続き、4棟目の案件となる。

▲「ロジシティ須恵」(出所:福岡地所)
同施設は、九州自動車道・福岡インターチェンジ(IC)から3キロ、福岡都市高速・粕屋出口から4キロに位置し、福岡都市圏、九州広域へのアクセスに優れる。福岡空港までは6キロ、博多港までは15キロと、空路・海路を含めた多様な輸送手段にも対応可能な立地だ。
施設は3階建てのボックス型常温倉庫で、各階の梁下有効天井高は5.5メートル(3階は6.5メートル)、床荷重は1平方メートルあたり1.5トン。倉庫内の柱間は11.5メートルを確保し、最大2テナントの入居が可能な構造となっている。垂直搬送機2基と荷物用エレベーター2基を備えることで、上下階での効率的な作業を可能とした。将来的な設備増設にも対応できるよう、開口可能なスペースも設けている。
庫内の2階と3階には作業用空調設備を導入し、外壁には金属断熱サンドイッチパネルを採用するなど、作業環境の快適性にも配慮した仕様となっている。屋上には太陽光発電設備を設置し、発電した電力は施設内で自家消費する計画。非常用発電機も備えるなど、BCP(事業継続計画)への対応も意識されている。
また今回の開発から、ロジシティシリーズの外観デザインとロゴを刷新。国際的な設計事務所スノヘッタのデザインを初めて採用し、今後の同シリーズにも展開する方針という。
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