ロジスティクス函館税関は18日、馬(軽種馬)の輸入について資料を公開した。
種牝馬の飼養牧場数が全国の9割を占める北海道が所管地域である函館税関は、その輸入実績も頭数・価額ともに全国比で7割を維持している。2023年における全国の輸入数量(頭数)は340頭(前年比2.1%増)、金額で209億300万円(同28.5%増)で、うち函館税関は245頭(同5.2%増)、金額では158億3200万円(同56.2%増)。全国比は2013年以降、数量で平均70.9%、金額でも平均68.2%となっており、全国トップで推移している。
馬はとても繊細な動物であるため、輸送時間が長くなるなどのストレスが馬体重の大幅な減少などの問題が発生しやすくなる。そのため、通常は航空機による輸送となり、新千歳空港や成田空港が主な発着港となっている。日本に到着した後には事前に検疫などにかかる繋留が必要となり、それらを経た後に輸入手続きが行われることとなる。
輸入相手国別でみると、世界的な競馬の開催国であるアメリカやアイルランド、英国などが馬産国としても発展しており、輸入相手国として上位を占めている。
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