SBSHD、ブリヂストン物流を連結子会社化

M&ASBSホールディングス（SBSHD）は30日、ブリヂストンの物流子会社であるブリヂストン物流（東京都小平市）を連結子会社化する、と発表した。25年10月1日を目途に、ブリヂストンが保有するブリヂストン物流の普通株式66.6％を約81億円で取得する。国内シェアトップのタイヤメーカーの物流子会社をグループ傘下に収めることで、自動車関連産業で高まる物流需要への対応力を強化するとともに、倉庫インフラの相互利用や統廃合などを進めて国内外のタイヤ物流ネットワークの効率を高める。

ブリヂストン物流はブリヂストンの100％出資子会社。95年7月の設立以来、グループ向けの物流業務に特化し、主にタイヤ製品を対象とした輸配送事業や物流センター運営事業、通関（輸出入）事業などを展開してきた。24年12月期の売上高は507億3000万円で、営業利益は6億8600万円。純資産は67億7400万円だった。

SBSグループに加わる10月以降も引き続き、ブリヂストン物流では三好由浩氏が代表権を持つ社長を務める。既存の経営体制を維持することで、ブリヂストングループ向け事業の継続性を保ちつつ、SBSグループ各社との一体化や事業シナジー創出を図っていく方針。

SBSHDの連結売上高は4481億4500万円（24年12月期）。ブリヂストン物流がグループ入りすることで、同社の連結売上高は5000億円に達する見通しとなった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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