サービス・商品ソルビファイ(東京都港区)は14日、ロジスティード(東京都中央区)が同社のAI(人工知能)エージェント「SolvifAI」の本格利用を開始したと発表した。システム開発の上流工程にあたる要件定義書の作成をAIで支援し、品質の標準化や開発業務の生産性向上、ソリューション提供力の強化を目指す。
ロジスティードは、3PLや国際輸送、重量機工・移転などの物流サービスを展開するとともに、それらを支えるシステム開発にも自社で取り組んでいる。開発案件の増加や高度化に伴い、要件の考慮漏れや記載品質のばらつき、内容の整合性確認にかかる負荷が課題となっていた。
こうした課題に対応するため、社内で利用する汎用AIを含む複数の候補を比較し、トライアルを経てSolvifAIを導入した。その後のPoC(概念実証)で同社が定めた基準を満たしたことから、本格利用へ移行した。
SolvifAIには、ロジスティードが使用するPowerPoint形式の要件定義書フォーマットや作成ルールを事前登録している。ヒアリングシートなどの資料を読み込ませることで、担当者が個別にプロンプトを入力しなくても、所定の形式に沿った要件定義書を自動生成できる。
また、入力資料だけでは不足している要件や、検討過程で見落としやすい観点をAIが補完する。資料から引用した箇所とAIが補完した箇所を色分けし、作成理由と併せて表示することで、担当者が整合性や補完内容の妥当性を確認できる仕組みとした。
業務フロー図、体制図、スケジュール表、主要機能概要図なども、画像ではなく編集可能なオブジェクトとして出力する。生成後はPowerPoint上で直接編集できるほか、SolvifAI上での編集やAIによる自動修正にも対応し、資料作成工数の削減につなげる。
同社は、若手を含む幅広いメンバーが共通のフォーマットや作成ルールに沿って要件定義書を作成できるようにし、品質の標準化と資料作成の負担軽減を図る。これにより、要件の妥当性検討や関係者との重要論点の合意形成などに注力できる環境をさらに充実させる。
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