
(出所:ロジスティード)
サービス・商品ロジスティード(東京都中央区)は19日、リチウムイオンバッテリー(LIB)の保管効率を向上させるため、専用のオールスチール製耐火性コンテナ「LIB-CON(リブコン)」を開発したと発表した。2025年1月から、同社グループの物流センターで導入を進めており、LIBの保管や取り扱いのニーズの拡大に対応していく。
LIBは、電気自動車(EV)車載用バッテリーを中心に生産量が増えており、新品だけでなくリサイクル、リユース用としても流通量が増えている。しかし、発火や爆発などの危険があり、倉庫保管する際には、電解液の合計量によって貯蔵場所の構造、保管方法などに多くの法規制がある。このため、対応できる保管倉庫には限りがあり、供給不足も懸念されている。
こうした現状を踏まえ、同社では消防庁の規制をクリアした専用のコンテナを開発した。一般倉庫に同コンテナを格納すれば、LIBの入ったコンテナ間の空地の規制などが緩和され、より多くのコンテナを保管できる。
リブコンは引火性のある電解液の漏洩を防ぐ対策が施され、オールスチール製のため、可燃性・溶解性の素材は使用していない。観音扉構造で作業がしやすいうえ、折り畳みや段積みが可能で、効率よく保管できる。また、格納品の寸法や質量、荷姿などに合わせてカスタマイズも可能になっている。
コンテナ1台当たりのLIBの電解液量の要件は、非水溶性LIB200リットル未満、水溶性LIB400リットル未満となっている。
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