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廃棄物ガス化でメタノール製造、2社が商用化検討

2026年10月21日 (水)

M&AJFEエンジニアリング(東京都千代田区)と三菱ガス化学(同)は20日、廃棄物ガス化技術を活用した環境循環型メタノールの製造技術確立に向け、共同で事業検討を進める覚書を締結したと発表した。廃棄物から生成した合成ガスを原料にメタノールを製造し、技術確立や事業性評価を経て商業化を目指す。

▲覚書締結の様子(出所:JFEエンジニアリング)

今回の協業では、JFEエンジニアリングが持つ廃棄物ガス化技術「C-PhoeniX Process」と、三菱ガス化学が資源開発からメタノール製造、物流、誘導品開発、販売まで手がけてきた事業基盤を組み合わせる。一般廃棄物を含む幅広い廃棄物から水素や一酸化炭素などを含む合成ガスを生成し、メタノールへ転換する技術の確立を進める。

製造したメタノールは、プラスチックや合成繊維などの化学製品の原料や燃料として活用することを想定する。廃棄物を国内の化学原料や燃料へ転換することで、資源循環の促進や環境負荷の低減につなげる。三菱ガス化学が展開する、二酸化炭素や廃棄物からメタノールを介してエネルギーや素材を生み出す「Carbopath」(カーボパス)の取り組みの一つに位置付ける。

両社はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金事業とも連動して開発を進める。JFEエンジニアリングはケミカルリサイクル向けの合成ガス製造機能を強化する実証を進めており、三菱ガス化学も同事業の委託先となる予定。今後は2030年度の実証完了を予定する大規模実証試験に向けた検討を加速し、廃棄物由来メタノール製造の早期事業化を目指す。

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