荷主つばめBHB(横浜市港北区)は23日、同社が新潟県柏崎市に導入した商用規模の実証アンモニア合成プラントでアンモニアの生産を開始し、INPEXが22日から三菱ガス化学への供給を始めたと発表した。同社の技術を使ったプラントで製造したアンモニアを外部企業へ供給するのは初めて。
プラントは、INPEXが柏崎市で進める「ブルー水素・アンモニア製造・利用一貫実証試験」の拠点に設置。つばめBHBのエレクトライド触媒を採用し、従来の製法に比べて低温・低圧でアンモニアを合成する。設備を小型化できるため、工場など需要地の近くに設置し、必要な場所でアンモニアを生産するオンサイト型の分散生産に対応する。
同社は、需要地の近くでアンモニアを生産することで、輸入や長距離輸送への依存を抑え、供給途絶や国際価格の変動による影響を受けにくくできるとしている。食料やエネルギー分野での安定供給につなげる考え。
つばめBHBは今回の設備を含め、国内で2基のアンモニア合成プラントを受注している。海外でもブラジルやインドで受注に向けた協議や覚書の締結を進めており、オンサイト型アンモニア生産設備の国内外への展開を加速する。
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