ロジスティクス三菱ガス化学は2日、新潟工場で7月末に液化アンモニアの生産を終了したのに伴い、8月から新たなアンモニア専用船を起用し、アンモニアの調達体制を強化したと発表した。
新造船「国周丸」は関連会社の国華産業が建造、同社の液化アンモニア調達のため、すでに内航船として運航を開始しているが、将来的には外航船としても活用できる仕様。
国周丸の船名は、1964年に同社の前身「日本瓦斯化学工業」が運航した日本初の液化アンモニア専用船の船名を受け継ぐもので、全国を周ってアンモニアを輸送する意味を込めた。
今後、同社のアンモニア専用船は、国周丸と翔栄丸の2船体制で国内外から安く安定的に調達し、アンモニアと誘導品事業の拡大につなげる。
■国周丸の概要
船名:国周丸
総トン数(G/T):999トン
アンモニア積載重量:1000トン
全長:69.5メートル
全幅:12.2メートル
深さ:5.44メートル