ロジスティクス玉井商船が10日発表した2019年3月期連結決算は、主力の外航海運業部門で売船益を計上したことなどにより、営業損益の黒字転換(前期は1.5億円の赤字)を果たした。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)19/3/通期 | 19/3/3Q | 19/3/中間 | 19/3/1Q | |
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売上高 | 5,488 [9.5%] | 4,140 [10%] | 2,607 [10.3%] | 1,522 [58%] |
営業利益 | 304 [ - ] | 255 [ - ] | 98 [ - ] | 203 [ - ] |
最終利益 | 888 [ - ] | 205 [ - ] | 124 [ - ] | 231 [ - ] |
売上高営業利益率 | 5.5% | 6.2% | 3.8% | 13.3% |
外航部門は、北米からの輸入穀物、南米からの水酸化アルミ、海外へのスラグ、セメントクリンカーなどの輸送を行い、運航採算の向上に取り組んだほか、一部の支配船舶を短期貸船し、安定収益の確保を図った。前年度に比べ、航海数と短期貸船が増加し、市況も低調ながら改善。
今期はドライバルク市況が7月以降に回復するとみているが、後半から燃料油価格が高騰し、外航船2隻、内航船1隻の入渠、5月竣工の新造船の償却費負担の増加もあることから、減益を予想。売上高57億円(3.9%増)、営業利益1.4億円(53.9%減)、最終損失0.3億円を見込む。