ロジスティクス玉井商船が6日発表した9月中間決算は、外航海運事業で減益、内航海運で損失が拡大したことに加え、ばら積み貨物船を取得するために8月に契約したコミット型シンジケート・ローンの支払い手数料が増加したことで、中間純損益が9400万円の赤字(前年同期は6億3900万の黒字)となった。
外航では北米からの輸入穀物、南米からの水酸化アルミや海外へのスラグ輸送などを行い、採算性の向上に取り組んだものの、航海数の減少や市況低迷の影響で7%の減収。内航はドライ貨物部門の輸送量減少で微減収となり、タンカーの入居費用増加も減益要因となって損失が拡大した。
[玉井商船]2016年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)
2016年3月期第2四半期 | 2015年3月期第2四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 2,992 | 3,612 | -17.2% | |
営業利益 | 34 | 41 | -18.1% | |
経常利益 | -99 | 2 | - | |
当期純利益 | -94 | 639 | - |