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ENEOSと三菱商事、次世代航空燃料事業化で協働

2022年4月19日 (火)

(イメージ)

環境・CSRENEOS(エネオス)と三菱商事は18日、使用済みの食用油などを原料とする持続可能な航空燃料(SAF)をはじめとした次世代燃料の事業化に向け、共同検討することで合意したと発表した。エネオスの技術力や販売網、三菱商事の原料調達や商業的な知見を集約することで、SAFの早期事業化を図る。

両社が推進する事業は、持続可能性に配慮されたバイオ燃料開発事業、新技術を活用したSAF製造事業、SAFを中心とした次世代燃料サプライチェーンの構築、の3点。SAF製造技術の成熟度、商業化までの時間軸に応じた基本戦略に沿って取り組みを推進していく。

航空業界では、国際民間航空機関が定めたカーボン・オフセットおよび削減スキームの実現に向け、欧米を中心にSAFの導入が進んでおり、今後は世界的に市場規模が拡大していくことが予測される。政府は2030年までに国内航空会社のジェット燃料使用量の10%をSAFを置き換える目標を掲げており、SAF供給体制の早期構築が求められている。

両社は「気候変動問題への対応を重要な経営課題と位置付け、脱炭素・循環型社会の実現に貢献すべく、CO2排出量の削減に資する取り組みを積極的に推進していく」としている。