鴻池、巣ごもり需要対応で越谷市に新低温倉庫開設

▲新冷凍冷蔵倉庫の完成イメージ（出所：鴻池運輸）

拠点・施設鴻池運輸は8月30日、埼玉県越谷市の越谷定温流通センターを再編し、新たな冷凍冷蔵倉庫を2023年2月に開設すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大により、独身や高齢者世帯を中心に冷凍・チルド食品の需要が拡大しており、同社はこれに流通拠点を再編することで対応する。

現在同センターで稼働している冷凍冷蔵倉庫1棟、普通倉庫2棟のうち、普通倉庫2棟を新しい冷凍冷蔵倉庫に建て替える。新倉庫は普通倉庫2棟の2.7倍となる延床面積1万6812平方メートルで、現在稼働している冷凍冷蔵倉庫と合わせたセンターの総延床面積は1万9749平方メートルとなる。

新倉庫開設を機に、同社は越谷近郊の定温センター2拠点の業務を再編し、越谷を含めた3拠点で冷凍冷蔵食品物流に係る役割や機能をニーズに沿って最適化する方針だ。越谷センターは市販の冷凍冷蔵食品の保管・配送に当たり、近郊の関東定温流通センター（埼玉県杉戸町）は共同配送、浦和定温流通センター（さいたま市）はチルド飲料の保管・配送業務をそれぞれ担う。

■越谷定温流通センターの新冷凍冷蔵倉庫概要
所在地：埼玉県越谷市流通団地2-3-4
延床面積：1万6812平方メートル
構造：RCS4階建て
設備：ドックシェルター16基、垂直搬送機3基、エレベーター1基
稼働予定：2023年2月