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青森で3次元地図を応用した除雪支援システムを実証

2024年12月4日 (水)

調査・データダイナミックマッププラットフォームのグループ会社・ダイナミックマッププラットフォームAxyz(東京都渋谷区、Axyz)は4日、青森県の八甲田・十和田ゴールドライン(国道103号)にて、高精度3次元地図を応用した除雪支援システム「SRSS」の実証実験を25年2月20日から3月31日に実施すると発表した。

冬季に閉鎖される八甲田・十和田ゴールドラインは、地元の建設業者などで構成される「八甲田除雪隊」が、春に除雪作業を実施して開通させている。作業開始にあたっては雪の上での測量により道路位置を推定する必要があるが、目印のない区間ではベテランオペレータの経験と勘によって進めており、技能継承の困難さによる後継者不足や、作業そのものの安全性などが課題となっているという。

同社が提供するSRSSは、自動運転車にも利用されているHDマップ(高精度3次元地図)と高精度の自己位置推定が可能な「RTK測位」を組み合わせ、除雪作業向けにカスタマイズしたサービス。GNSS受信機から得られる高精度位置情報により自車位置を把握しながら、雪の下に隠れている路肩やマンホールなどをタブレット上で「見える化」することで、安全かつ円滑な除雪作業をサポートするもの。

今回の実証では、作業時間の短縮や技術継承への貢献等を目的に、除雪作業の安全性の向上および効率化を検証し、地域の守り手である「八甲田除雪隊」の負担軽減と担い手の確保を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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