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カーギル、カカオ供給網の脱炭素推進

2025年7月3日 (木)

ロジスティクスカーギル(米国)は1日、世界的なカカオサプライチェーンへの投資計画を発表した。

投資は西アフリカのカカオ原産国から欧州の加工拠点までを対象とし、炭素排出量削減、廃棄物削減、効率強化を実現する。再生可能エネルギー、循環型物流、スマートインフラを活用する。

(出所:カーギル)

原産地における取り組みとして、コートジボワールでは、廃棄されていたカカオ豆の殻をバイオマスボイラー燃料として再利用し、ガーナでは、テマ地区の生産施設を太陽光発電で稼働するとともに、使い捨て梱包材をISOタンクに置換して毎月100トンの廃棄物を削減する。

欧州においては、カカオ豆をアムステルダム郊外の太陽光発電倉庫で保管し、電動バージ船でザーンダム工場へ輸送し年間19万キロの二酸化炭素排出量を削減する。また、加工後のカカオ豆の殻を、アムステルダムのバイオマスボイラー燃料に転用し、1.9万トンのCO2を削減。風力発電も加え、施設全体で年間最大3.1万トンのCO2を削減(削減率は最大90%)する。

物流インフラでは、バイオLNGトラック、再生可能燃料や近距離海運で輸送、ザーンダムの次世代倉庫はソーラー・自動運転車両・鉄道・バージ統合でラストマイルの環境負荷を軽減しており、2030年までに「製品1トン当たりの供給チェーン排出量を30%削減」を目標にする。

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