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秋田・仙北市、除雪情報共有アプリを本格運用

2022年2月1日 (火)

国内秋田県仙北市は1月31日、除雪が必要な道路の早期発見に役立つ「道路状況共有アプリ」の本格運用を始めた。雪国ならではの地域課題をITツールで解消し、運輸や輸送といった社会インフラを維持して市民生活を守る。

アプリは同社が提供するアプリ作成ツール「Platio」(プラティオ)で、同市職員が作成した。同市はアプリの本格導入に向け、ことし1月上旬からテスト運用を開始していた。今後、事故や通行止めの発生時にも道路状況の把握に活用していく。

▲Platioによる「道路状況共有アプリ」画面イメージ(出所:アステリア)

同市は、東北の豪雪地帯対策特別措置法に基づき、全域が豪雪地帯に指定され、積雪状況に応じて現状把握や除雪作業が必要となる。これまで、市内で運行する民間のバスやタクシー事業者が積雪状況を行政に電話で連絡し、市職員に除雪作業を依頼していた。

今回のアプリ導入により、交通事業者らから市担当者への迅速な除雪依頼の連絡や正確な状況把握といった改善が期待できるほか、プッシュ通知機能を使って複数の関係者が手軽に情報を共有できるメリットも見込む。

また、アプリはバスやタクシーの運転手が道路の積雪状況をスマートフォンなどで登録すると、GPS機能により緯度や経度の位置データが地図上に表示する機能も搭載している。