国際米フェデラル・エクスプレス(FedEx)は1日、高校生を対象としたビジネスアイデアコンテスト「2025年フェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャレンジ(FedEx/JA ITC)」の国内大会の入賞者を発表した。入賞者は今年8月に開催される FedEx/JA ITCの国際大会に出場する。

▲ビジネスアイデアコンテストの6人の入賞者(出所:フェデックス)
大会は、米国の経済教育団体「ジュニア・アチーブメント(JA)」の主催で、同社は特別協賛している。JAは1919年に設立され、現在では世界115以上の国・地域で青少年のための活動を展開。日本支部は95年に設立され、FedExなどの企業と協力して日本の次世代を担うビジネス人材の育成に取り組んでいる。
ITCもその一つで、起業家を目指す若者が将来の成功に必要なスキルを育む機会となるよう、世界貿易に焦点を当てたチームでのアクティビティや専門的なワークショップを行っている。今年の大会では、中国をターゲット市場に、ファストファッション商品の返品による廃棄を削減する持続可能なサービスやシステムの提案に挑んだ。
入賞したのは2人1組の3組6人で、いずれも東京都の高校生だった。
このうち、蒲地樹さんと川俣晴輝さんは、 スティック状の機械をTVなどのモニターに差し込み、画面に原寸大の洋服を表示させる製品を開発。原寸大で確認することでサイズの間違いを減らし、洋服の返品率を下げる。
また、早川智晴さんと元石唯さんは、体のサイズを計測するとデータがアプリに取り込まれ、自身のアバターに洋服を着させて確認できる商品を開発。サイズが合わないことや似合わないことが理由で発生する返品率を下げる。
山本すみれさんと清水理世さんは、中国での「押し活」ブームに着目し、好みの写真などのプリントをTシャツやバックに貼り付けて楽しむことができる製品を開発。廃棄された洋服の生地を活用することで返品による廃棄を削減する。
6人はシンガポールで開催される国際大会で、他国・地域の生徒とチームを組み、香港やインドネシア、韓国、マレーシアなどアジアから参加する学生と競い合う。同社は「国際大会は多様な文化的背景を持つ仲間と協力し、アイデアを出し合い、建設的な議論を交わす貴重な機会となる」としている。
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