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阪急阪神Ex入社式、谷村社長「目標持ちやりきって」

2025年4月2日 (水)

(出所:阪急阪神エクスプレス)

ロジスティクス阪急阪神エクスプレス(大阪市北区)は1日、2025年度の入社式を大阪市内で執り行った。新入社員は30人。

谷村和宏社長の訓示は以下の通り。

■谷村和宏社長訓示(要約)

本日入社された30名の新入社員の皆さん、誠におめでとうございます。今日こうして入社式を迎えることができた皆さんには、心よりお祝いと歓迎の意を表します。

国際輸送業界の外部環境は一昔より大きく変わってきました。コロナ禍の物流混乱で多くの荷主様が適正在庫を抱えるようになり、一般貨物の航空輸送需要が減少しています。一方で、中国やベトナム発の米国向け越境EC貨物の航空輸送需要が高まっており、日本発のスペースが中国・ベトナムから日本経由で運ばれる貨物に優先利用されるようになり、運賃が高騰して高止まりしています。その背後には日本発輸出貨物の存在感が縮小していることもあります。海上輸送についても同じ傾向があり、日本発輸出貨物量は伸び悩んでいます。この傾向は数年前から顕在化していて、当社ではお客様とのグローバルでの取引を一元管理し、そのデータに基づいたKPIを設定して日本発着以外のビジネス拡大を目指して営業活動をしています。

このような外部環境の変化のなか、我々は日本が右肩上がりの環境で機能していた企業文化を大きく変容・進化させていき、日本のみならずよりグローバルでの成長を目指す必要があります。今日は、そのより大きく変容・進化させていきたい企業文化の中で、新入社員の皆さんに入社時より特に意識していただきたい2つのことをお伝えします。

第一に、目標を持つこと。これは個人個人の考え方の問題です。ありきたりな言い方になりますが、やるべき目標を掲げる前から諦めていませんか。学生時代に部活動やサークル活動をされた方、そのような活動には参加されていないが個人で何か取り組んできた方などさまざまだと思います。その時にそれぞれ目標を持って、そこに到達すべく頑張ってこられたと思います。仕事をしていくなかで、時には目の前にある障害の大きさに委縮し、目標を持つことすら諦めてしまいそうになることがあるかもしれません。しかし、目標をもつことを決して諦めないでください。どんな状況にあっても、貪欲に、前向きに、ほしいものはほしい、やりたいことはやりたいという目標を持てる人になっていただきたいと思います。

第二に、最後までちゃんとやること。これは昨年も同じことを申し上げました。先程、目標を持てる人になってほしいと申し上げましたが、定めた目標を達成するためには、その対策を実行する必要があることは皆さんもお分
かりいただけると思います。目標を掲げたあとは、そこに到達するまで自分のやるべき仕事をちゃんと最後までやり遂げてください。「この人に任せれば安心だ」、「この人となら一緒に何かやりたい」とお客様や社内外の関係者に思ってもらえるような魅力のある人になってください。そうして積み上げたものが、先に掲げた目標到達への確かな道となると信じています。

3-4年でメンバーが入れ替わる学び舎とは異なり、会社には40年勤め上げられた先輩がおられ、長く紡いできた企業文化が存在します。これらの文化には守るべき部分も変わるべき部分もありますが、変化というのは一朝一夕に起こり得ません。しかし、まだ当社の企業文化を知らない新入社員の皆さんはほかのどの先輩方よりも変化を起こす原動力となり得る存在です。ぜひフレッシュな意見を伝えていただき、おかしいことはおかしいと言える強い人になってほしいと思います。

最後に、今日社会人として一歩を踏み出されたことを、今までお世話になった方々、あるいはご両親に感謝の気持ちとともに報告してください。皆さんがこれから社会人として活躍していかれることへのケジメとして必ず履行していただけますようお願いします。皆さんのこれからの社会人としての生活が公私ともに輝かしいものになることを祈念して、私の祝辞とさせていただきます。

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LOGISTICS TODAY編集部
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