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サービス・商品enstem（エンステム、東京都中央区）は21日、同社が提供するドライバー向け健康管理サービス「Nobi for Driver」（ノビ・フォー・ドライバー）を、西濃運輸に試験導入したと発表した。同機器は国土交通省の事故防止対策支援推進事業で「過労運転防止認定機器」として認定されている。
Nobi for Driverは、スマートウォッチ型のウェアラブル端末で心拍数などのバイタルデータを取得し、異常が検知されると本人と管理者にアラートを通知する仕組みを備える。従来の点呼や面談では把握しづらい運転中の体調変化を補足し、事故リスク低減につなげる狙いがある。
西濃運輸では本社や主要拠点を中心に実証を進め、データ蓄積や運用フローの整備を行ったうえで、必要なドライバーへの展開を検討する。物流業界では高齢化や長時間労働を背景に健康起因事故が課題化しており、同社の取り組みは安全管理強化に向けた新たなアプローチといえる。
今後は収集データや現場のフィードバックを踏まえ、機能改善や運用標準化を進めながら全国展開も視野に入れる方針だ。
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