M&ANIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は13日、スマートウォッチの生体データを活用したノンデスク産業向けサービスを開発・提供するenstem(エンステム、東京都中央区)に出資し、資本業務提携契約を締結したと発表した。
enstemは2019年の創業。「ヒトのまだ見ぬ可能性を呼び起こし、すべての人に最高の生き方を」というビジョンを掲げ、現在、ドライバー向け健康管理サービス「Nobi for Driver」(ノビ・フォー・ドライバー)と、現場作業員向け業務改善支援サービス「MAMORINU」を提供している。

(出所:NXホールディングス)
22年提供開始のNobi for Driverはスマートウォッチで取得した心拍数や位置情報などのバイタルデータを活用し、ドライバーの居眠りや健康起因事故を未然に防止する。24年にスタートしたMAMORINUは、倉庫や工場、医療現場などで働く人の作業負荷をリアルタイムで可視化し、異常を検知する。
今回の出資は、「グループ経営計画2028 Dynamic Growth 2.0」に基づく人的資本経営の一環で、Well-beingの向上やエンゲージメント強化を目的とする。今後、NXグループではNobi for Driverをグループ内で活用し、心拍データによる眠気感知や熱中症対策などの健康起因リスク低減を進める。また、NX商事を通じてenstemのサービスを拡販し、業界共通の社会課題である事故や労災の予防を図る。さらに、両社の連携により、新機能や新サービスの共同開発にも取り組む。
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