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ロジスティクスShippio（シッピオ、東京都港区）は26日、YKK AP（千代田区）が荷主企業向け貿易管理クラウド「Shippio Cargo」を導入したと発表した。YKK APが海外売上高の倍増を掲げる中期経営計画の一環で、物流を事業成長を支える中核機能と位置づけ、CLO（物流統括管理者）主導で国際物流の効率化を進める。
YKK APはこれまで海外工場向けの発注書式が6種類に分かれており、データ登録や発注集約に1日を要していた。導入後は書式統一による作業効率化が進み、クラウド上での情報一元化により関係者がリアルタイムで状況を把握できるようになった。問い合わせ件数の減少や業務の属人化解消にもつながったという。
さらに、システムで正確な情報が共有されることで、海外工場とのコミュニケーションが事務的やり取りから本質的な議論へと移行。サプライチェーン全体の最適化を目指す基盤整備が進んだ。同社は今後、台湾やインドネシアなど海外拠点にも展開し、グローバル規模での物流改革を加速させる方針だ。
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