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ロジスティクスロマーラボ（英国）は9日、先進的な風力推進技術を手がけるアドバンスト・ウィング・システムズ（AWS）と提携し、商用船舶向けコンテナ型自動翼帆の開発を支援すると発表した。
（出所：Lomar Labs）
同システムは、港湾停泊中に標準40フィートコンテナから展開可能なモジュール式構造を採用。ダウンタイムやドライドック不要で搭載でき、AI（人工知能）により帆の展開・最適化を自動制御する。既に数千海里の航行で性能が実証されており、商用船隊への適用を進める。
従来の風力補助装置と異なり、リース型で柔軟に導入できる点も特徴。ロマーグループの船舶群での実地試験を通じ、設計・規制対応・ビジネスモデルの検証を進める。船主は多額の初期投資を伴わずに導入可能で、燃料費削減による回収が期待される。
この技術は、商船の脱炭素化を実用的かつコスト効率的に実現する手段として、物流業界に新たな選択肢を提供するとみられる。
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