ロジスティクスアイオイ・システム(東京都品川区)は1日、プロジェクションピッキングシステムの新型コントローラー「PP0106」の受注を同日から開始したと発表した。広角カメラ「PP0303」と組み合わせ、物流・製造現場で広い範囲をカバーしながら、棚の端部でも高精度な検知を可能にする。
プロジェクションピッキングシステムは、棚やラック、床面、壁面などに画像や文字、数字、QRコードなどを投影し、作業者に商品を取る場所や数量を案内する仕組み。PP0106では新たに点群解析アルゴリズムを搭載し、広角レンズ特有の端部の歪みをリアルタイムで補正する。隣接する対象との間に一定の距離がある環境では、最小40ミリの範囲へのタッチ判定に対応し、間口が狭い棚での取り間違いの抑制につなげる。

▲センシング範囲イメージ(出所:アイオイ・システム)
物流センターでは、保管スペースを有効活用するため棚の高密度化が進み、間口が狭くなることで隣接する棚から商品を取り間違えるリスクが高まっている。一方、従来のセンサー技術では、広範囲をカバーしようとすると画像端部の歪みが大きくなり、周辺部の小さな棚を正確に認識しにくい課題があった。天井が低い現場ではセンサー1台あたりのカバー範囲が狭まり、設置台数の増加につながる場合もあった。
新製品は1台で広い範囲をカバーすることで、従来よりセンサーの設置台数を減らし、導入コストを抑える。ミリ単位で設定できるツールも用意し、システム立ち上げ時間の短縮を図る。
今後は設置環境に応じたセンサーのラインアップを拡充するほか、AIを活用して検知精度を高める。自動化設備との連携強化や、身体の動きを捉える新たなセンシング技術の導入も進める。
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