ロジスティクスフェデックス(米国)は12日、輸入者向けデジタルサービス「FedEx Import Tool」の機能を拡充し、関税・税金の支払い機能を追加するとともに、アジア太平洋地域の9市場で提供を開始したと発表した。日本のほか豪州、ニュージーランド、韓国、フィリピン、シンガポール、インドネシア、マレーシア、タイが対象となる。
同ツールでは、輸入通関に必要な書類や情報の提出、通関状況と貨物の追跡、関税・税金の支払いまでを1つのオンライン環境で管理できる。対応が必要になった際にはSMSやメール、SNSなどで通知し、書類不足や支払い遅れによる貨物の滞留を抑える。通関関連書類のダウンロードにも対応する。

(出所:フェデックス)
新たに追加した決済機能では、ログインせずにクレジットカード、電子ウォレット、銀行振込を利用できるとしている。フェデックスによると、アジア太平洋地域への輸入量は2026年1-3月期に前年同期比で15%程度増加した。供給網を複線化する企業も増えており、通関手続きの遅れが在庫確保やサプライチェーンの継続性に与える影響が大きくなっている。
同社はこのほか、オンライン出荷管理サービス「FedEx Ship Manager」にAI機能を組み込み、商品説明の作成を支援するチャットボット「Customs AI」や、機械学習を用いて関税分類を支援する「HTS Code Lookup」も提供している。輸出入手続きのデジタル化を進め、書類不備による通関遅延の削減を図る。
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