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ZenGroup、欧州10カ国へ新配送ルート

2026年10月13日 (火)

M&AZenGroup(大阪市中央区)は13日、国際物流サービスを手がけるNova Globalと提携し、欧州10カ国向けの新たな配送ルートを構築したと発表した。9月3日に本格運用を開始し、今月8日には申告価格が150ユーロを超える荷物にも配送対象を拡大した。

対象はポーランド、リトアニア、チェコ、スロバキア、ルーマニア、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、ウクライナの10カ国。日本から発送する商品は、国内物流パートナーを通じてワルシャワ空港まで輸送し、その後の通関、仕分け、現地配送をNova Globalが担う。

EU向け国際物流では7月以降、IOSS制度を利用する一部の国際郵便物で返送や差し出し制限が発生している。日本郵便の発表によると、9月11日時点で、EU9カ国向けのIOSS制度を利用する国際郵便物の差し出しが制限されていた。今月1日から一部の国では条件付きで差し出しが可能となったが、ドイツやチェコなど5カ国では同制度を利用する国際郵便物の差し出し制限が続いている。

ZenGroupでも、9月上旬時点でEU向けに発送した荷物の返送が累計1000件を超えた。こうした状況を背景に、既存の国際郵便とは異なる輸送経路を確保し、特定の配送方法に依存しない物流体制を強化する。今回の対象にはドイツやチェコも含まれ、海外利用者が選べる配送手段を拡充する。

新ルートでは自宅配送に加え、利用可能な場合には宅配ロッカーなどの受取拠点も配送先に指定できる。欧州で利用が広がる自宅外受取に対応し、利用者が自身の都合に合わせて商品を受け取れるようにする。

同社はこれまで、IATA貨物代理店資格の取得や貨物利用運送事業への登録など、国際物流を柔軟に設計するための体制整備を進めてきた。利用状況を踏まえて発送頻度の拡大を検討するとともに、現在は配送対象外となっている商品の取り扱い拡大に向け、関係各社との調整を進めている。今後も各国の制度や物流環境、利用者のニーズに応じて配送条件や輸送経路を見直す方針だ。

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