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ゼントロン、設備データ連携コスト最大80%削減へ

2026年10月13日 (火)

荷主ゼントロン(東京都中央区)は13日、製造・物流現場の設備データを収集・構造化し、AI(人工知能)の学習やデジタルツイン構築に活用するフィジカルAIデータ基盤「NEXUS」の提供を開始したと発表した。

同社によると、製造・物流現場では人手不足や高齢化、熟練者の技術継承に加え、自動化設備ごとにデータが分断され、現場全体でのデータ活用が進みにくいことが課題となっている。設備制御を担うOTと情報系のITの分断も、工程単位での部分的な最適化にとどまる要因としている。

NEXUSは、現場の機器やセンサー、ロボットから設備データや動作データをリアルタイムで収集し、構造化する。多様な通信プロトコルに対応し、接続設定を容易にすることで、個別のシステム開発にかかる負担を抑える。

収集した稼働ログや搬送軌跡、検査結果などは自動で構造化して保存できる。設備をまたぐ段取り調整や動線制御をローコードで定義し、稼働状況の可視化と制御を連携させる機能も備える。

蓄積したデータはAIモデルの学習やデジタルツインの構築に利用できる。特定工程だけでなく、複数設備から集約したデータを活用することで、製造・物流現場全体の最適化につなげる。

同社は、NEXUSの導入によりデータ連携にかかる開発・運用コストを最大80%削減できるとしている。導入企業の負担軽減に加え、人手不足への対応や熟練者の技術継承を支援するほか、システム事業者やベンダーの構築・運用負荷の軽減にもつなげる。

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