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アスメック、搬送ロボット向け高性能AI端末

2026年10月13日 (火)

荷主アスメック(横浜市青葉区)は13日、台湾のAetinaが開発したロボット向けエッジAIコンピューター「AIE-KT78/68」の取り扱いを開始したと発表した。NVIDIA Jetson Thorを搭載し、クラウドに依存せずロボット本体でAI(人工知能)による認識・判断・制御を実行できる。自律走行搬送ロボット(AMR)や搬送ロボット、産業用ロボットアームなどへの搭載を想定する。

同製品は、カメラや各種センサーから取得した情報を現場で処理するエッジAIシステム。視覚認識、言語理解、行動生成を統合したVLAモデルをロボット上で実行でき、周囲の状況に応じた動作判断を可能にする。クラウド通信による遅延を抑え、データを外部に送信せずに処理できる点を特徴とする。

製品は2機種を展開する。上位モデルの「AIE-KT78」はNVIDIA Jetson T5000と128ギガバイトのメモリーを搭載し、最大2070 FP4 TFLOPSのAI演算性能を備える。「AIE-KT68」はJetson T4000と64ギガバイトのメモリーを搭載し、最大1200 FP4 TFLOPSに対応する。

高解像度カメラや3D LiDAR、レーダー、デプスカメラ、IMUなどから取得する大容量データを高速処理でき、GMSL2カメラは最大8台まで接続できる。複数の視点から周囲の空間を把握し、ヒューマノイドロボットや協働ロボット、AMR、搬送ロボットなどの自律動作を支える。

また、EtherCATマスター機能を搭載し、AIの推論結果とモーター、関節、センサー、アクチュエーターの制御を連携できる。認識・判断・制御を1台にまとめることで、制御用ハードウェアの追加や複数システムの統合負担を軽減する。

本体は厚さ8センチで、直流9-48ボルトの電源入力に対応し、動作温度は氷点下25度から55度。NVIDIA JetPack 7、CUDA、TensorRT、DeepStream、Holoscan、Isaac ROSなどのソフトウェア環境を利用できる。

アスメックは、製品選定から導入後の技術支援まで対応し、工場や物流倉庫を含むロボット自動化用途への導入を支援する。価格は個別問い合わせとしており、デモ機や導入に関する相談も受け付ける。

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