サービス・商品IFS(スウェーデン)は13日、傘下のIFS Softeonが開発した倉庫業務向けAI(人工知能)機能「Fulfillment Flow」を、米国フロリダ州オーランドで開催中の「IFS Unleashed」で発表した。現場の状況を踏まえて課題の原因を分析し、対応案を提示する。
Fulfillment Flowは、注文や在庫、人員、設備、自動化など、フルフィルメント業務で生じる情報を活用する。利用者は自然言語で質問することで、複数の管理画面や定型レポートを行き来せず、業務上の問題や発生要因を確認できる。

(出所:IFSジャパン)
中核となるのは「デジタルワーカー」と呼ばれるエージェント型AI。入荷、ウェーブ管理、人員管理、自動化、保管ロケーションの割り当てと補充、出荷の各領域に特化し、施設の状況や作業進捗、出荷締め時刻、人員、自動化設備などの情報を分析する。
各デジタルワーカーが把握した情報は、中央の「オペレーションエージェント」と共有する。入荷ヤードや製造ラインへの部材供給など周辺領域も含め、一つの工程での対応がほかの業務に与える影響を考慮することで、特定工程だけを最適化した際に生じるしわ寄せを抑える。
最終判断は倉庫管理者が担う「ヒューマン・イン・ザ・ループ」の方式を採用。AIが現場の状況や改善案を示し、管理者が優先順位を決める。システムはその判断を踏まえ、シフトをまたいで学習を続ける。
IFS Softeonは、在庫管理や人員管理から生産、完成品までを対象とするWMSを提供している。今回の機能追加により、個別工程だけでなく、フルフィルメント業務全体のつながりを踏まえた運用を支援する。
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