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QCraft、欧州展開へHEREの地図基盤活用

2026年10月20日 (火)

国際自動運転技術を手がけるQクラフトは16日、地図・位置情報サービス大手のヒア・テクノロジーズ(オランダ)と、欧州などでの運転支援・自動運転技術の現地展開に向けた覚書を締結したと発表した。ヒアが持つ地図データや位置情報技術と、Qクラフトのナビゲーション連動型運転支援技術を組み合わせ、各国の道路事情に応じた検証や導入を進める。

両社はドイツ・ミュンヘンで開かれた「HERE Directions 2026」で覚書に調印した。Qクラフトはこれに先立ち、パリ・モーターショーに合わせて、都市部向け運転支援システム「QPilot Urban Navigation on Autopilot(NOA)」をパリ市内の公道で初披露していた。

(出所:Qクラフト)

欧州では国ごとに車線や交差点、道路標識、制限速度などの交通環境が異なるため、自動運転や高度運転支援システムの展開には現地向けの地図データへの対応が必要となる。ヒアの位置情報基盤は世界で2億3800万台の車両に採用され、このうち6300万台超が運転支援や自動運転用途で同社のデータを利用しているという。

Qクラフトはヒアの地図データを活用することで、欧州を含む海外市場でのシステム適応や検証を迅速化する考え。ヒアの技術をすでに採用している自動車メーカーでは、システム連携の負担を抑えられる可能性もあるとしている。

Qクラフトによると、同社の運転支援システムは累計100万台超の車両に搭載されている。これまでに10社超の自動車メーカーと40車種超で協業しており、欧州ではミュンヘンに拠点を置き、研究開発や認証、事業開発を進めている。

またQクラフトは同日、位置情報技術を活用したモビリティー分野などの取り組みを評価する「2026 HERE Horizon Award」を受賞した。都市部向けNOAの海外展開などが評価された。

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