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富士重工、「ぶつからない車」の開発で科学技術賞受賞

2012年4月17日 (火)
ステレオカメラ

ステレオカメラ

認証・表彰富士重工業は17日、同社の技術開発者5人が「ぶつからない車を目指した先進運転支援システム」を開発したとして、科学技術分野の文部科学大臣表彰で2012年度の科学技術賞を受賞したと発表した。

 

同社は、次世代の安全技術として「ぶつからないクルマ」を目指し、2つのCCDカメラを搭載したステレオカメラを独自開発。世界で初めてステレオカメラのみで、衝突する危険を認識した場合に自動ブレーキによって車両を減速・停止させ、前方衝突の回避や衝突被害の軽減を図る「プリクラッシュブレーキ」など、多くの運転支援機能を実現した。

 

また、一つのセンサーで前方車両までの距離、速度差、相対位置の算出と運転支援の制御機能を行うことで、低コスト化も可能となった。10万円という安価なシステム販価と機能のバランスが支持されており、システム展開比率は搭載車種によって8割以上(一部車種は搭載グレードでの比率)を達成している。

 

■受賞者
柴田英司氏(スバル技術本部車両研究実験第3部次長)、関口弘幸氏(スバル技術本部車両研究実験第3部主査4担当)、丸山匡氏(スバル技術本部車両研究実験第3部主査4担当)、工藤新也氏(スバル技術本部車両研究実験第3部主査4担当)、加藤寛基氏(スバル技術本部車両研究実験第3部主査)