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JR貨物、リアルタイム運転支援システムの更新完了

2018年5月16日 (水)

▲標準タイプの「PRANETS」(写真左)従来版(右)更新後

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日本貨物鉄道(JR貨物貨物)は16日、貨物列車の位置をリアルタイムで把握し、走行中の運転士に運転を支援する情報を伝えて「安全・安定輸送」をサポートする「運転支援システム」(PRANETS)の更新作業が完了したと発表した。

ロジスティクス2016年7月から行ってきたシステムの更新作業が全て完了した。ハードウェア故障率の低減と運転支援データの提供方法の変更(USBメモリ方式からダウンロード方式)により、システムの稼働率が大幅に向上し、顧客へより正確な列車位置情報の提供が可能とった。また、ほかのシステムとの連携により、輸送障害時に早期回復に貢献できるようになった。

▲吊下タイプの「PRANETS」(写真左)従来版(右)更新後

具体的には、従来のPRANETSでは、データを更新するにあたりUSBメモリを使用していたため、運転区所などで毎日USBメモリへデータ作成作業を行い、運転士の手作業によりデータの更新を行っていたが、今回の更新によりデータを直接ダウンロードすることが可能となったため、データ更新作業の低減や輸送障害時のすばやい対応が可能となった。

▲システムイメージ図(出所:JR貨物)