国際欧州委員会とニューカレドニア政府は20日、持続可能な原材料バリューチェーンの構築に向けた戦略的パートナーシップに関する覚書を締結した。ニッケルなど重要鉱物の供給網強化や投資促進、輸送・エネルギーインフラ整備などで協力する。
ニューカレドニアは世界有数のニッケル生産地で、2024年には世界生産の3.1%を占めた。EUは重要鉱物の調達先を多様化し、供給網の強靱化につなげる狙いがある。EUが21年以降に締結した原材料分野の戦略的パートナーシップとしては17件目となる。
協力分野は、重要鉱物などのバリューチェーン統合や投資促進、鉱業を通じた現地での付加価値創出、輸送・エネルギーインフラ整備、人材育成、探鉱や採掘、精錬、リサイクルなどに関する研究開発の5分野。鉱山閉鎖後の復旧や環境・社会・ガバナンス基準への対応も含める。
今後はEU加盟国や欧州投資銀行、産業界などと協議し、具体的な行動計画を策定する。EUは重要原材料法やRESourceEU行動計画に沿い、特定地域への依存を抑えながら、重要鉱物の供給網の多様化を進める。
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