三菱電機、ロシアに販社設立、空調冷熱・FAシステム強化

荷主三菱電機は5日、ロシアに総合販売会社「三菱電機ロシア」を設立し、10月に営業を開始したと発表した。新会社は、ロシア、周辺国で空調冷熱事業・FAシステム事業を中心とした事業の強化に取り組み、2015年度に売上100億円を目指す。

これまでロシア、周辺国向け販売は三菱電機ヨーロッパからロシアなどの代理店に輸出する形で行っていたが、総合販売会社を設立・営業を開始したことで、現地顧客向けサービスの拡充を図り、重点市場としているこれらの国で事業拡大につなげる。

同社はFAシステム事業で資源関連産業向けから食品加工などの一般製造装置まで、幅広い需要が見込めるロシア、周辺国を重点市場と位置付けており、新会社を通じて現地販売・技術サポート・アフターサービス提供など、顧客サービスを拡充していく。また、新会社を核に、社会インフラ事業などその他事業の市場参入に向けた支援を行う。