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三菱電機、中国のFA事業を強化

2011年5月19日 (木)

拠点・施設駆動制御機器の製造・販売会社を中国に設立三菱電機は19日、生産ラインの構築に必要なサーボや数値制御装置(NC)などの駆動制御機器を製造・販売する新会社を中国に設立すると発表した。新会社は2012年12月に稼働を開始し、2015年度に売上高300億円を目指す。

 

同社は94年大連に配線用遮断器を製造する三菱電機大連機器有限公司を設立し、99年には放電加工機とインバーターの中国生産も始めた。02年には上海に販売拠点として菱電自動化(上海)有限公司(現三菱電機自動化(中国)有限公司)を設立し、中国市場でFA事業を拡大してきた。

 

今回設立する新会社は、FA市場でも「世界の市場」となった中国の需要、特にサーボや数値制御装置(NC)など駆動制御機器需要の拡大に対し、消費地生産体制を構築することで、さらなる規模拡大と市場シェア拡大を図るもの。

 

■新会社の概要
社名:三菱電機自動化機器製造(常熟)有限公司
所在地:江蘇省常熟市常熟東南経済開発区
出資比率:三菱電機90%、三菱電機(中国)10%
資本金:3500万米ドル(約31.5億円)
敷地面積:3万3150平方メートル
建屋:生産棟延床面積約2万4000平方メートル
設立時期:6月
稼働開始:2012年12月
事業内容:サーボ・数値制御装置(NC)をはじめとするFA機器の生産・販売
投資額:25.5億円(土地、建物、生産設備含む)
人員:2015年度までに約450人