拠点・施設キリングループロジスティクス(東京都中野区)は15日、大阪府堺市のマルチテナント型物流施設「LF堺」内に、キリンビバレッジが「堺物流センター」を新設し、9月1日からキリングループロジスティクス西日本支社が「尼崎支店堺出張所」として運営開始したことを発表した。
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▲新設拠点が入る「LF堺」の外観
同センターは、「LF堺」の4階を借りている丸全昭和運輸から東部ネットワークを通じて使用するもの。キリングループロジスティクスが物流業務全般の元請けとなり、倉庫・保管を東部ネットワークに委託、実作業・輸配送をパートナー企業に委託し、年間300万箱の出荷を見込む。
床面積は700坪と他拠点と比べて小規模だが、キリンビバレッジ製品の大型消費地である堺エリアに新設することで、配送効率化とドライバーの拘束時間短縮のほか、近畿圏の主要拠点である「阪神ドライセンター」の狭隘化にも対応。近畿圏で保有するトラックの数に変化はないが、配送効率化によって出荷能力が5000箱増える見込み。
同社は今後もキリンビール・キリンビバレッジ両社の販売動向を注視し、物流拠点・物流網の再構築を検討していくという。
所在地:大阪府堺市堺区築港八幡町1-175 LF堺4F
倉庫面積:700坪
バース:3
配送地域:大阪府堺市近郊