話題深刻な人手不足やEC(電子商取引)市場拡大を背景に、物流業界では自動化・省力化への期待がかつてなく高まっている。自動倉庫はもはや大規模倉庫やEC専業だけのものではなく、製造業でも部品保管や工程間搬送、人手不足対策として現実的な選択肢だ。
ただ自動倉庫の導入には「時間もコストもかかる」というイメージは未だ根強い。
ROMSの自動倉庫ナノ・ストリーム(Nano-Stream)は、4-6か月という短期間で導入可能。これまでの自動倉庫の先入観を覆すソリューションだ。
導入期間短縮が生み出す、大きなビジネスメリット
4-6か月という導入の短期間化は、大きなビジネスメリットに直結する。
まず、年度内投資計画への適合を図れることで、期中であっても年度末までの時間的制約に導入を間に合わせることが可能となり、予定通りの設備投資計画を遂行できる。
また、予期せぬ需要変動や事業拡大といった急な物流ニーズへの対応も可能となる。近年3PL企業が、荷主から短納期の自動化を要求されるケースも多くなっているが、ROMSであればその対応策を提示することも可能だ。
競合他社に先駆けた自動化により、物流コスト削減やサービスレベル向上を実現し、競争優位性の確立にも貢献、コンペに勝つための武器にできることも重要だ。さらに、搬入から組み上げ、稼働まで1-2か月程度の短期間で、設置場所周辺の資材待機期間を抑えつつ、現場オペレーションへの支障を最小化できることも、短期導入ならではのメリットとなる。
短期導入を実現する、ROMSならではの仕組み
通常、自動倉庫は計画から設計、製造、設置、システム連携、稼働まで1年以上を要することもある。ではなぜROMSは短期導入が可能なのか。
ROMSが短期導入を実現できる理由は、自社一貫内製による設計や提案の迅速化にある。上位システム連携やUI設計、機械・電気・ソフトまでを1社で手掛けるため、要件調整や設計がスムーズだ。
また、モジュール化されたユニットとシンプルな機器構成を採用し、棚やクレーン、コンベヤーやAGVなどを単一システムで制御することで、個別カスタマイズにかかる工数を抑えた。
さらに、独自シミュレーターによる事前シミュレーションと準備で、必要機器数の明確化やソフトウェアのデバッグを行い、現場でのトラブルを未然に防止しながらスムーズな立ち上げを可能にする。
導入後の現場対応と拡張性が、持続的成長の基盤となる
自動倉庫は導入後に予期せぬ課題が現場で発生することも多い。ROMSは導入前のオペレーション擦り合わせを徹底し、導入後における想定外の事象にも柔軟に対応できるのも強みだ。
ROMS自動倉庫システムは、既存WMS(倉庫管理システム)など上位システムと、APIやCSVで容易に連携できる。導入後は、WMSからの出庫指示を受けて自動倉庫システムへの引き当て処理を行う。このデータ管理は自動化において非常に重要であるため、事前に在庫データ連携や引き当てロジックなどシステム連携要件の整理を行うほか、ROMSがデータ管理についても後押しするというから導入者には心強いサポートだ。また、在庫管理機能などの標準装備も充実している。
さらに、想定外の需要増による搬送能力不足にも対応できるよう、クレーンやAGV(無人搬送車)、入出庫ステーションを後から増設できる拡張性を備えていることも、事業の持続的成長を支える。
スモールスタートを可能にする合理的な選択肢
Nano-Streamは短期導入だけでなく、高い保管効率やピッキング精度、柔軟な拡張性を兼ね備えている。作業負荷軽減や保管スペースの有効活用、エラー削減、データ管理に基づく在庫精度向上など、一般的な自動倉庫の利点はそのままに、これまで難しかった「スモールスタート」を可能にした点が特長だ。
小規模での導入から始め、安定稼働や効果検証を踏まえて本格拡張する経営判断を支援。初期投資や工数的なハードルが高く「まず試す」ことが難しかった従来の自動倉庫に比べ、Nano-Streamは小規模でも生産性向上を実現し、段階的な拡張が容易である。
たとえ小規模でも保管効率が高く生産性向上に貢献するシステムだからこそ、スモールスタートを試行し、実現できるのだ。
まずは相談、見学から始まる本格的な自動倉庫運用
Nano-Streamは、短期間での導入を通じて物流現場の人手不足解消、コスト削減、競争力強化を支援する。自動倉庫導入を具体的な設備投資計画に組み込みたい企業、急な物流需要変動への備えを強化したい企業は、まずは一度ROMSに相談してみてはどうだろう。随時受け付けているという見学会は、実機を見ながら具体的な導入イメージを描ける貴重な体験となるはずだ。
場所:首都圏某所
取扱商材:EC商材
規模:160平方メートル程度
仕様:3500ケース、入出庫用クレーン2台、ケース搬送用AGV 7台