ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

中国EC大手の京東、独の家電量販大手を買収

2025年8月4日 (月)

M&A中国のEC(電子商取引)サイト大手の京東集団(JDドットコム)は7月30日、ドイツの家電量販大手、セコノミーを買収すると発表した。セコノミーの経営陣も、京東の提案を受け入れる意向を表明した。

同社によると、セコノミー株を1株あたり4.6ユーロ(約780円)で買い付ける。また、両社は株式の公開買い付けと買い付け終了後の協力関係を確認する投資契約を結んだ。

京東は既にセコノミーの最大株主グループ、Convergenta Investなど複数の株主と売買契約を結んでおり、事実上、全株式の31.7%を保有している。Convergentaはこれまで、29.16%を保有していたが、3.81%を京東側に売却し、買収後の保有比率は25.35%となる見込み。

買収資金は借入と保有する現金で賄う予定で、来年上半期の買収完了を予定している。

セコノミーは、欧州の11か国で家電チェーン、「メディアマルクト」と「サターン」を1000店以上展開し、オンラインストアも運営している。京東は、ECの先進技術や、オムニチャネル小売の専門知識、物流・倉庫機能を提供し、セコノミーの独立事業としての成長を促進し、オムニチャネル家電プラットフォームへの変革を加速させるとしている。セコノミーの現在の経営体制や雇用、拠点に変更はないとした。

京東のサンディ・シューCEOは「私たちの目標は、欧州全域でセコノミーのプラットフォームをさらに拡大し、顧客や従業員、投資家、地域社会にとって長期的な価値を創造することだ。セコノミーの経営陣に全幅の信頼を寄せており、共に次の成長段階を切り開くことを楽しみにしている」などとするコメントを発表した。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。