荷主ボルボ・トラックスは1日、APモラー・マースク傘下の米国の運送会社パフォーマンス・チームから、同社の電気トラック「VNRエレクトリック」16台を受注したと発表した。同社のこの契約は、北米では過去最多の注文となる。
パフォーマンス・チームは、カリフォルニア州南部で地域の配送に使用する予定だ。ボルボ・トラックスは、「今回の受注は、トラック運送業界全体の二酸化炭素排出量削減に向けた新たな大きな一歩となる」とコメントしている。
VNRエレクトリックの導入は、物流の脱炭素化を目指す親会社の環境対策の一環。パフォーマンス・チームは、カリフォルニア州の助成金も受けながら既存のディーゼルトラックを電気トラックに置き換え、充電インフラの構築にも取り組む。
ボルボ・トラックスの北米法人は、昨年12月にVNRエレクトリックの注文受付を開始。ことしの第2四半期にバージニア州ダブリン工場で製造を開始している。