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ボルボ、寒冷地で電気トラックの性能テスト

2021年12月14日 (火)

国際ボルボトラックは14日、北極圏に近い「極端な冬の天候」下で電気トラックのバッテリー性能を確かめるテストを行ったと発表した。テストでは氷点下25度のスウェーデン極北で、バッテリーの予熱・予冷が可能な機能が有効に動くことを確認した。

欧州ではCO2排出量を削減する手段としてEVトラックが有力視されているものの、2021年に納車された大型EVトラックは数百台にとどまり、トラック市場全体に占める割合も依然として小さい。

同社は2030年までにトラック販売台数の半分をEVに置き換える目標に取り組んでおり、予熱・予冷機能は「地域の運搬と軽量建設に使用されるボルボFH、FM、FMXエレクトリック」で利用できる。

ボルボFH、FM、FMXエレクトリックは、車両総重量44トンの大型トラックで、欧州で2022年下期の生産開始が予定されている。