認証・表彰佐川急便は24日、PALTAC、サッポロドラッグストアー(札幌市東区)と共同で、2025年度「物流パートナーシップ優良事業者表彰」の最高位となる「国土交通大臣表彰」を受賞したと発表した。北海道内で進めてきた物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した店舗納品の効率化が評価された。

▲表彰式の様子(出所:佐川急便)
小売(サッポロドラッグストアー)、卸(PALTAC)、物流(佐川急便)の3社が役割を分担し、配送デポとして佐川急便の営業所などを活用。広域・長距離輸送が避けられない北海道で、従来は各社が個別に行っていた店舗配送を統合し、共同配送の仕組みを構築した。
具体的には、道内192店舗のうち8割にあたる160店舗で、PALTACの物流拠点「RDC北海道」からの直送に加え、佐川急便の拠点を中継点として活用。これにより、店舗までの移動距離を短縮し、配送効率を高めた。あわせて、運行データを可視化する物流DXを導入し、配送計画の精度向上と運行の平準化を進めた。その結果、積載率の向上や車両台数の削減、走行距離の短縮を実現し、CO2排出量の削減にもつながったとしている。
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