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国際ボルボ・トラックス（スウェーデン）は16日、2021年の欧州における大型EV（電気）トラック市場で42％のシェアを獲得したと発表した。ボルボ・トラックスは21年に世界中で1100台以上のEVトラックの購入意向書を含む注文を受け付けた。物流におけるカーボンニュートラルの機運が高まるなかで、脱炭素化社会の実現に向けたトラックの電気化の積極的な取り組みの成果と言える。
国際的にみたトラック業界では、欧州を中心に大型バッテリー式EVトラックの販売が伸長し、より持続可能な輸送への転換を遂げている。市場分析グループIHS Markitの統計によると、21年に欧州で計346台のEVトラックが登録され、20年比で2.9倍となった。その先駆的存在であるボルボ・トラックスは、スイス、ノルウェー、スウェーデン、オランダで特にEVトラックの販売台数を伸ばしている。
（出所：ボルボ・トラックス）
ボルボ・トラックスは世界で最初のトラックブランドの1つとして、19年にEVトラックの量産を開始。30年までにトラックの総売上高の半分を電気自動車とする目標を掲げる。
ボルボ・トラックスは「我々はEVトラック革命を推進することを決意している。欧州や北米、さらに新たな地域で急速に関心が高まっており、電気のゼロエミッション輸送を提供することは、競争上の重要な利点になると確信している」と強調する。
