メルセデスベンツT、北欧でのEV試験走行を完了

国際ダイムラー・トラック（ドイツ）は2日、フランクフルトから出発した「eアクトロス600欧州テストツアー2024」において、電動トラックのテストツアーを6月11日に開始したと発表した。2台のプロトタイプのメルセデスベンツトラック・eアクトロスは、バッテリー電力のみで12日間かけて4436キロを走行し、ノルウェーのノルカップに到達した。これは本土から陸路でアクセスできるヨーロッパ最北端であり、同社にとって最も広範なテスト走行の一環である。

このツアーでは同トラックが欧州20カ国以上を巡り、総牽引重量40トンで1万3000キロ以上を走行する予定だ。特に注目されるのは、ヨーロッパ大陸の最南端であるスペインのタリファへの訪問である。このテストツアーは、エネルギー消費量を考慮しながら、様々な地形や気候条件での実地試験を行い、収集したデータを顧客と共有することを目的としている。

ツアーはドイツ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランドを経由し、次にチェコ、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、スロベニア、イタリア、モナコ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクを巡る予定である。

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LOGISTICS TODAY編集部