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メルセデスベンツトラック、自社工場SCを全電動化

2023年12月6日 (水)

国際メルセデス・ベンツ・トラック(MBT、ドイツ)は5日、2026年末までに同社工場への納品のすべてを電動化する取り組みの一環として、12台のEV(電気自動車)トラックをヴェルト工場への配送業者に引き渡したと発表した。工場の配送動線には充電設備を拡充し、2024年第1四半期から同工場における全電動化の調達物流を開始する。

▲「eActros」(出所:ダイムラー・トラック)

MBTはヴェルト工場の調達物流を担う配送業者にEVトラック「eActros」(イーアクトロス)を活用してもらうことで、サプライチェーン(SC)の脱炭素化を推進する。このプロジェクトを推進するに当たり、ドイツ連邦デジタル・運輸省からは300万ユーロの資金提供を受けた。同社は今回の取り組みで得た知見を生かし、「ELA」という調達物流の電動化をサポートするコンサルティングサービスを開発。これを他産業の企業とも共有することで、持続可能な物流への変革を促進する。

ヴェルト工場SCの電動化に際し、充電インフラも整備する。ことし夏には試験的な充電ステーションが開設されており、今後は5つのステーションが工場の配送エリアに設置されるほか、工場ゲート前のトラック待機場に2つのステーションが設置される予定。

最終的には、高性能バッテリー受電用のメガワットステーションを含む30ものステーションを、ヴェルト工場近くの配送ルートの要所に設置する。配送される部品はジャストインタイムで組み立てラインに納品され、EVトラックから荷下ろしする時間を充電に充て、荷下ろし後にすぐ走行を再開できるフローを想定している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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